Greetings from Lover's Lane
ブルース・スプリングスティーンについて、なにもかも。
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"Live In Hydepark,London"
2010年夏、前年のロンドンのフェスに出演したときのライヴがDVDとしてリリースされた。さすがにフェスの生中継もされていただけあって、完全に記録されることが前提になった仕上がりになっていた。最初は、会場の雰囲気を手探りで把握しつつ、少しずつ本領を発揮し始めるところが如実に捉えられていた。収録曲も、旧いものから新しいものまで、万遍なく、収録されていたが、何度も観直したのは"No Surrender"だった。



The Gaslight AnthemのVoのブライアン・ファロンが登場して、本当にファンが乱入したように、喜びを爆発させて演奏に加わっているのが、印象的だった。The Gaslight Anthemのライヴでは、逆にブルースが"The '59 Sounds"にギターとコーラスで加わるというサプライズもあった。

ブルースが絶大な支持を受けているのは周知の事実だったが、若手のソングライターやバンドマンが、曲や歌詞の中で、音楽的に影響を表明するのは これまでの曲を提供されたりとか、数多いカヴァーやトリビュートアルバムに参加した、本人に極近い面々を除けば、珍しいことで、かえって、若い頃に直接交流があり今に至る場合より、素直に影響を表明しやすいのかもしれないと想った。ひっそりと参加していることも多いのかもしれないが、ブルースも、E-Street Bandの面々も、記憶に残る程、ライヴでの派手な客演は、そんなに多いわけではない。だから、逆に新鮮な感覚で、息子に勧められてライヴを観に行ったり、共演を音楽的に愉しんでいるのかもしれない。


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Superbowl Harftime Show~"Working On A Dream"
2009年の幕開け早々、"Working On A Dream"のリリースのニュースが飛び込んで来た。やはりE-Street Bandとのアルバムで、実際3年近く間が空いたのだが、ツアーやら、後述するが、過去の作品のアーカイヴ作品のリリースやら、90年代までの、慎重な寡作ぶりが嘘みたいな多作ぶりに、そこまでのインターバルが空いたとようには感じられず、あらためて この十年の活動の充実ぶりに驚愕した。リリースが近づいたころ、毎年恒例のスーパーボウルのハーフタイムショーに登場が決定し、ネットやBS放送での生中継を 久々にテレビに齧りつかんばかりの勢いで眺めた。与えられた十数分を、ものの見事に使い切った内容に仕上がっていたと想った。ツアーに出てないときや、ソロでのライヴや単発の出演の写真や映像をいくつかみると、流石に、当時還暦(!)目前ということで、ひどく老け込んで見える瞬間があり、やきもきしていたのだが、いざバンドとステージに上がると、スイッチが入るみたいに軀中のアドレナリンが爆発するんだろうなぁと、改めて感じた。



そして、アルバムが届き、正直、ジャケットには少しがっくりきたのだが、前作で試みた自身のルーツで、これまでなら絶対にリリースしなかったような音楽性の曲が目白押しで並んでいた。やはり、"Born To Run"から"The River"の頃のレコーディングの続きをするかのように、創作意欲が爆発したんだと想う。ツアーの合間にレコーディングを断続的に続けて、つくりあげた、とリリース時のインタビューでもエピソードが披露されていたが、その勢いが何曲かには確かに宿っていた。結成して40年近くたとうとしているのに、ライヴでの勢いをスタジオに封じ込める方法論や、勘所を再発見したのかもしれないと感じた。後にDVDでリリースされたハイドパークでのライヴでも、タイトルナンバーの"Working On A Dream"が、リリースして間もないのに、凄くライヴ映えしていたし、驚くべき事にライヴでぶっつけで披露された更なる新曲、"Wrecking Ball"も わざわざオープニングでやりたくなるのも納得の、新しいグルーブが宿っているように想えた。ただ、アルバムの何曲かは、スタジオで、ここ数作オブライエンと続けて来た試行錯誤を推し進めたようなナンバーもあったりして、これはこれで、次作に成果が結実するような音楽的な萌芽をいくつも感じた。でも、正直に言ってしまうと、このアルバムでまぎれもなくベストだと想える一曲は"The Wrestler"だった。旧知のミッキーロークから依頼を受けて、彼の映画のために書き下ろしたナンバーだが、映画の中の使われ方をみても、映画のストーリーを増幅する以上の効果が見事に上がっていた。ディランもそうだが、これからスタジオ録音の衝撃的な傑作が作られるかしれないと感じさせるところが凄いと想う。
"Is There Anybody Arrive Out There?"
2007年初秋、仕事の休憩時間に 普段は読まない音楽雑誌にE-Street Bandとのニューアルバム"Magic"に合わせたブルースの大特集が掲載されていたのを見つけた。"Backstreets"にアクセスすると、1stシングルの"Radio Nowhere"のジャケットが大きく掲載されていて、数日後には、iTunesでフリーダウンロードまでスタートしていた。当然、知った途端DLして、その夜は遅く迄、何度も聴いてしまったことを覚えている。もう、イントロからして完全にもっていかれた、久々にガツンとくる、リフとメロディだったのだ。思わず歌詞も、聴き取って 意訳迄してしまったぐらいだ。以前も書いたが、なんといっても、歌詞の中には、ブルースがライヴで感極まってオーディエンスに向けて絶叫するひとこと、"Is There Anybody Arrive Out There?"が連呼されていたし!後半にはクラレンスのサックスもビシッと決まっているし、、数日後に公表されたアルバムのジャケットのブルースも、精悍さが戻ったような表情だし、、、!もう久々な盛り上がりの中、アルバム発売当日迄過ごした。



いざアルバムを聴いたら、2曲目以降も充分に"らしさ"を爆発させた"You'll Be Coming Down"や、"Livin' In The Future"といったナンバーが、前作のブレンダンのアレンジメントの鮮烈な感覚は残しつつも、よりライヴで再現しやすいように焦点が絞り込まれ、ライヴでブルースとE-Street Bandが演奏するのがイメージできる仕上がりで、収録されていた。"Girls In Their Summer Clothes"みたいに、わりとそれまでブルースが押さえてきたような、フィルスペクターや、ビートルズ、ストーンズ以前に聴き込んでいたような音の記憶を手がかりに作ったようなポップソングの影響が伺えるナンバーが、凄く新鮮に聴こえた。アルバム曲で、一番グッときたのは、"Long Walk Home"だった。もう、これはなんでシングルカットしなかったんだろう?って想うぐらいの王道の"E-Street Band"の音に仕上がってた。これは、"Land Of Hope & Dreams"のテーマを三人称の中で深化させ、また新たな普遍の形で、"ないようで永遠にある"日常に、戻っていくことを語っているんだと当時は感じた。"My Hometown"で故郷を去った主人公が、また戻って来たんだ、とも想えたし、今迄のブルースの歌の中の登場人物の幾人もの姿が見え隠れしている傑作だと想う。ブルースが過去2作の"ソロ活動"の成果を踏まえて、ソングライターとしての作家的なストーリーとメッセージ性を保ちながら音楽的にも、また新しい場所に進もうとしているのに、驚いたし、感動した。これは、なんとしても、ライヴでツアーを観たい!と熱望したが、、やはり実現はしないで終わってしまった。いつかライヴ映像版のアンソロジーが発表されるなら、"Magic"ツアーの記録も、なんとしても収録して欲しいと想う。"MagicTour Highlights"は、未だ配信でしか入手不可能だし、いわゆるサプライズゲストとの共演は、珍しさこそあっても、入念なリハが行われたりしないと、ずっと記録に残すだけの化学反応が起こらないことが多い。まぁ、引退後になってしまうかもしれないけど、その日がくるのを愉しみに待っていたいと想う
"Storytellers"とSeeger Sessions Band
 アルバムと前後して、"Storytellers"が発表された。当時、ハリウッドの高名な俳優がインタビュアーとファンにかこまれて、半生や、その仕事について語る番組が深夜に放送されていて、興味を惹かれる人が出た時は、よく観ていた。そのソングライター版の番組なんだ、と想った。こういう企画は、テレビ番組で一回観れば気が済んでしまうものだと考えていて、何度も見返す、とまでは至らなかった。オーディエンスを前にした時の天性の閃きやアコースティックギターの腕前の片鱗が伺えたのは、興味深かったが。

翌年、Backsteetsのニュースや、Web上の噂で"Tracks2"が制作されていると話題が出ていたが、流石にまだ10年も経っていないのに、上がってくる曲があるのか?と、半信半疑だった。あえていうなら、"Born To Runと"Darkness~"期のアウトテイクがまだ残ってるのかもしれないと想っていたが。98年以降に散在する、数多い幾多のミュージシャンとのセッションや、サントラで発表した曲も、"The Essencial~"のボーナスディスクで、出尽くしたように見えた。



 またも衝動的に、ブルースはシーガーセッションバンドとのアルバム制作とツアーを驚く程大々的に敢行してみせた。正直、楽曲的には一番最初に耳にした、"We Shall Overcome"のアイリッシュテイストが強いヴァージョン以外は、普段のオリジナル曲と比べると、想っていた程、何度も聴きかえす迄にはいたらなかった。でも、珍しく、レコーディングドキュメントや、"American Land"を加えたりして、手を替え品をかえ、宣伝がなされていたのを覚えている。今にして想うのは、ブルースは自分のアイリッシュの血の赴くままに、楽曲を仕上げていき、もし自分が生粋のアイリッシュミュージシャンとしてダブリンに生まれていたら、、、といった前提で、それまでのオリジナルも新しくアレンジをして披露したのだと想う。それが、見事に爆発的にハマり、"Live In Dublin"での観客の熱狂ぶりは、凄まじいものがある。それを、誰かに言われてやったとか、そういうことではなく、自身の音楽的本能というか嗅覚というか、内なる声に従って行動した結果そうなった、というところが凄いと想った。多分、リリースしてすぐ、というよりは、何年かしてから、このアルバムとライヴの成果や音楽的影響が、様々な形で現れてくる、と想っている。




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