Greetings from Lover's Lane
ブルース・スプリングスティーンについて、なにもかも。
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"Jeannie Needs A Shooter('80)" Warren Zevon


Warren Zevonを知ったのは、アルバム、"Sentimental Hygiene"から。タイトル曲のビデオを観て、声の存在感と、その曲にニールヤングの爆音のギターが入っていて興味を持ち、何枚かのアルバムを聴いた。凄くシニカルな世界観を寓話的に曲にする人だと想ったが、ブルースに負けないぐらい映像的な歌詞も多く、その楽曲の深みに気付かされることが、今尚多い。本人も、ミュージシャンズ・ミュージシャンという印象で、ジャクソン・ブラウンに絶賛されたりとか、ディランやグレイトフルデッドや、大御所といわれるアーティスト達が彼の曲をライヴでカヴァーしたり、レコーディングしたりしていた。R.E.Mのメンバー達とレコーディングした"Hindu Love Gods"のプリンスの"Rasberry Beret"のカヴァーも凄く面白く聴いたし、初期の頃のアルバムが廃盤だったり、探し辛いころだったので、CDで出ていたベスト盤を聴きながらも、さりげなく"W"の棚を探す日々が続いた。そんな中で見つけた、彼のライヴアルバムに"Jeannie Needs A Shooter"という、スプリングスティーンと共作のクレジットの曲が入ってるナンバーを見つけて、聴いてみた。ライヴテイクだったせいもあるかもしれないが、凄く演奏が締まっていて、ソリッドなナンバーに仕上がっていた。最近、ようやくブルースのヴァージョンを聴くことが出来たのだが、全く違う形に仕上げられていた。元々は73年にブルースが書いたナンバーだったのだが、ブルースの音源を何らかの形で聴いたWarrenが改作して、自分のヴァージョンを仕上げた、ということだ。



Warrenは残念なことに2003年、ガンの為に逝去してしまったが、病状を知った上でレコーディングされた"The Wind"のアルバムにもブルースは2曲で、コーラスとギターで参加している。"Human Touch"/"Lucky Town"期のような曲に見事にフィットしたギターソロを決めている。


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The Summit Arena.Houston,USA '78, Revisited
13才の正月に、Roxyのライヴをラジオから聴いて以来、"Darkness On The Edge Of Town"ツアーのプロショットを、なにひとつ問題がないコンディションで、観ることを ずっと長い間熱望していた。それが叶う日が来た。
それまでは、いくつかのブートレグの とてつもない瞬間をカセットや、MDにまとめて、毎日毎日聴いてた。
78年12月のウィンターランドの初日の"Backstreets"、こういう瞬間を追体験したいが為に。




78年ヒューストンでの"闇に吠える街"ツアーのフルライヴの映像を観た。会場のスクリーン向けに撮られていた映像、との触れ込みだったが、想像以上に素晴らしい出来だ。その証拠にカメラのアングルや、場面切り替えなど、後年の"Born In The USA"ツアーのプロショット映像の原型が既に6年前に試みられ、見事に成功しているからだ。ひょっとしたら、この映像を 撮ったスタッフに依頼したのかもしれないが。オープニングの会場の雰囲気を全身で受け止めながら、一曲ごとに、自分の持ってるものを 歌とギターで爆発的に表現するブルースと、それを受けてがっちりとバッキングする、E-Street Band。あえて、曲目リストや当時のライヴのレポなど、前情報を全てシャットアウトして観たのだが、本当に、自分が78年のヒューストンでライヴを 体験しているような感覚に襲われた。"闇に吠える街"からの曲は勿論、後に"The River"に収録されることになるナンバーも、「新曲」として惜しげもなく披露するし、1stの壮絶に恰好いい"都会で聖者になるのは大変だ"や、"The Fever"、"Fire"、"Because The Night"もやり、必殺の"Born To Run"からの曲もキメて、とどめに、ミッチライダーの"デトロイトメドレー"と、とどめのアンコールナンバーまで、余すところ無く、完璧に収録されている。暗転して、画像が途切れたところも、静止画像を使って巧妙に処理しているし、サウンドは、ボブクリアマウンテンがリミックスして、もう、文句のつけど ころがない、出来になっている。初めて本格的にスプリングスティーンを観る、という人は、このライヴから入るのがいいとすら、想った。前作の"Born To Run"ツアーでの手探りな感じが、ライヴツアーを重ねる中で解消され、見事な迄にバンドの音として結実している。
"Mystic Eyes"Them



ヴァンモリソンが在籍していたThemの"Mystic Eyes"のTVライヴ。バックの演奏はシンプルきわまりないR&Bだが、彼がハープを吹き、唄い始めると、声だけが40年余りの時を越えて今に届くように想える。
これは、アニマルズのエリックバートンにも、勿論、ブルースにも言えることだ。個人的にブルースがヴァンモリソンの影響を強く受けていたことを実感したのは、ヴァンモリソンのアルバムのほぼすべてが、きちんとリィシューされ、聴く事ができるようになったこの10年ぐらいのことだ。1stでリリースされてから、近年、ライヴテイクがシングルのカップリングになったり、1stからのナンバーとしては、ライヴでも頻繁に演奏される、"Spirit In The Night"や、"The Wild,The Innnocent,&The E Street Shuffle"に収録された曲達のジャジーなムードもそう。何よりも、"Meeting Across The River"のベースは、ヴァンモリソンの傑作、"アストラルウィークス"に参加した、リチャードデイヴィスなのだ。個人的には、自身の音楽を、周囲からなんといわれようと、追求し続ける孤高な姿勢にも、ブルースは深く影響されているように想える。近年も素晴らしい出来のアルバムをマイペースでリリースし続けるヴァンモリソンだが、いつの日か、ライヴの場で、ブルースを初めとする、彼の音楽的影響を受けたミュージシャン達との共演をこの2010年代に、あえて観てみたい。
"My Generation"The Who


The Whoを最初に知ったのは、スプリングスティーンの最初の伝記"明日なき暴走"を読んで、十代のブルースが、最初は声が良くない、と言われて、ギタリストとしては腕をみとめられていたものの、ヴォーカルは、The Whoの"My Generation"と、Themの"Mystic Eyes"しかうたわせてもらえなかった、というのを読んでからだった。それを読んで、さっそく当時聴きはじめたばっかりの、ラジオ番組にリクエストしたら、名前は読まれなかったものの、"My Generation"がオンエアされた。まだ、ModsもR&Bもパンクも知らなかったので、ライヴをそのままラジカセで録ったような音に驚いたのを覚えている。ブルースは、世代的に、The Whoがリアルタイムで登場して来たのを目撃した年代だと想う。"Tommy"までのThe Whoは、ビートルズとストーンズには さすがに勝てなかったが、それでもヒットメイカーとしては存在は確立していた。でも、インタビュアーに何を訊かれても、口元は笑顔でも、"目が笑ってない"ピートタウンジェントが一曲演奏するあいだに、エレクトリックギターで文字通り、その場を徹底的に破壊し尽くすのを観て、思わず笑ってしまった。70年代のオリジナルのパンクス達が、いわゆるクラシックロックやプログレのバンドやミュージシャンを徹底的に貶していたのと裏腹に、The WhoとThe Kinksだけは、"Godfather Of Punks"として、敬意を表されていたのを知るのは、ずっと後のことだ。
"This Little Girl"('81) /"Out Of Work"('82) Gary US.Bonds


スプリングスティーンのライヴのアンコールナンバーの定番の"Quarter To Three"のオリジネイターでもあるGary US Bondsのカムバックアルバム"Dedication"をブルースとスティーヴが共同プロデュースした中からの1stシングル。バックは勿論 E Street Bandの面々。ブルースは3曲でデュエットしたり、ギターを弾いたり、カヴァーのアレンジメントに手を貸したり、と、まさに八面六臂の活躍。選曲もディランの"From A Buick6"を取り上げたり、一筋縄では行かない。

翌82年にも"On The Line"とカムバック二枚目で、実に6曲を提供。ブルースが書き下ろした"Out Of Work"が小ヒット。"The River"と"Born In The USA"セッションのミッシングリンクともいうべき、普段のセッションと比べると肩の力が抜けたナンバーが聴ける。後年本人版が陽の目をみる"Rendevous"も含まれている。



そして、それから20年後、Gary の芸能生活40周年を記念したアルバム"Back In 20"で共演したのが"Can't Teach an Old Dog New Tricks"。やはり独特のパーティーサウンドが賑やかに継承されている。

Hammersmith Odeon London '75 Revisited



長尺のライヴは、断片的に何曲か観直すことはあっても、全編通してみるのはなかなかない。最初の数曲を観始めたら、、気付いたら最後迄観てしまった。

まぁ、当たり前だが、ブルースも、E-Street Bandのメンバーも若い!当時の流行だろう襟が大きく出たシャツと赤いスーツをバリっと着こなしたスティーヴヴァンザントも、オルガンソロをキメるときに一瞬不敵な表情で
カメラに目線をやるダニーフィデリシも、無論、"Born To Run"がそのままステージで演奏してる、っていうのを地でいくブルースも!

これまでは"Live 75-85"で音でしか追体験できなかった、ピアノ一本で唄われる"Thunder Road"で幕が開いて、これを映像で観られているというのが凄く不思議な感じがした。そして、そのままアルバムの曲順どおりに"Tenth Avenue Freeze Out"に繋がっていく!でも、現在の爆発的なノリとはまた違って、アルバムのレコーディングが済んだばかり、ということもあってか、オリジナルのアレンジに忠実に演奏されている。で、次の二曲。1stからの"Spirit In The Night"と、"Lost In The Flood"が、強烈に恰好良くアレンジされて披露されると、曲順を観て知ってはいても、やっぱり心の奥にグッとくるものある。そして、"Wings For Wheels"のドキュメントを観ても再認識したのだが、やはりこの頃は、ピアノがブルースの中で重要な作曲の手段だったんだということが分かる。今でこそ、テレキャスターの強力なイメージが定着しているけど、曲全体にギターのパートが出ている曲は意外に多くない。アルバム以上にボ・ディドリービートとブルースのハープをフィーチャーした"She's The One"を挟んで、また、2ndからの強力な、E-Street BandなりのR&Bとジャジーなスタイルで、ある意味過激にリアレンジした"The E Street Shuffle"と、まだ、78年ロキシーの頃に完成に至るアレンジの雛形、といった印象の"It's Hard To Be A Saint In The City"が続けざまに披露される!多分、1stや2ndで充分にレコーディングで試行錯誤できなかったポテンシャルが爆発した感覚だ。"Backstreets"も、比較的オリジナル通りのコンパクトな演奏。そして"Kitty's Back"も、徹底的にライヴ向けに作り込まれて新曲みたいに響いてくるし、直後の"Jungleland"にスムーズに繋がる流れになっている。ブルースが 恐らく完全なアドリブでイントロを数小節うたってから、"Rosalita"になだれ込んでいく。観客はアメリカでのライヴと違って、最初はジッと静観しているようで、客席がドッと湧いたのがブルースが"Spirit In The Night"でステージ前のスペースに、唄いながら落ちていった瞬間ぐらいだったのが、イギリスでのデビューライヴらしいなと、感じた。中盤になって、ブルースのギターソロやダニーとロイのオルガン&ピアノソロの掛け合いで、いままでのアルバム3枚だけでは聴けなかったバンドの凄さを実感したのか、ワーっと歓声があがるようになる。"Detroit Medley"もそれぞれの曲のパートの繋がりを試行錯誤しているような感覚に想えた。一曲一曲は素晴らしくクオリティが高いのだが、ステージ全体の曲の流れを、まだこれから煮詰めていく、というように見えた。ラストの"For You"と大ラスの"Quarter To Three"も、すごくカッチリまとめた印象だった。まぁ、絶対にやらないだろうが当時のアレンジで 1st と 2ndの数曲を再レコーディングしていたら、驚くようなものが仕上がっていたのではないか、と想うぐらいバンドのポテンシャルは充分に客席に伝わっていた。まぁ、発表を前提にした映像でなく、カメラや照明も不備な状態ではあるが、カメラワークはきっちり観客目線を外していないし、これだけのクオリティのものが、きちんと観られるというのは奇跡にちかいことだなぁと改めて感じた。




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