Greetings from Lover's Lane
ブルース・スプリングスティーンについて、なにもかも。
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"When The Night Comes Falling From The Sky(Feb.'85 Ver)" Bob Dylan
 このブログをスタートして、表題曲をきちんと音源として届けられないのは二度目。悔しい。しかし、このスライアンドロビーのリズム隊に、リトルスティーヴンと、ロイビタンが参加し、85年2月に秘密裏に行われた(まぁ、ディランのレコーディングは基本いつもそうだが)レコーディングでのテイクは、はっきりいうと、アルバム、"Empire Burlesque"に収録されたテイクより、ずっといいと想う。ディランの曲は面白くて、本人が本当にデモ代わりに無造作に唄ったテイクが強烈に輝きを放っていたり、後年、別のバンドやシンガーがとりあげることで、その曲が持つ音楽的深遠さに気付いたりすることがよくある。

 これは、不謹慎かもしれないが、絵画が作者の逝去後に再評価されるのに似ている気がする。恐らく、当時の"Born In The USA"ツアーに付随するブルースの爆発的なブレイクに便乗したと想われるのをディランがよしとしなかったのかもしれない。でも、両者の熱狂的なファンとしては、何度かあった両者の共演で(R&R Hall Of Fameや、ライヴでのサプライズ出演など)このナンバーをやれば良かったのになぁ、と想う訳で。

 以下のリンクで、断片が聴けます。ブートレグシリーズのほうです。それにしてもこのテイクのリトルスティーヴンのギターは冴えている!

http://www.bobdylan.com/songs/when-the-night-comes-falling-from-the-sky
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"Jersey Girl"Duet With Tom Waits


最初にトムウェイツの名前を知ったのは、多分中学ぐらい。でも、まだ彼の音楽の魅力を知るには、まだ、アルコールとタバコの煙の洗礼が必要だった。時期的に、LP、EPからCDへと移行する過渡期で、辛うじて、あちこちを探しまわって、ブルースの7インチシングルを入手していくうちに、"Cover Me"だけ、ライヴ録音が入っていた。しかし、凄く盛り上がっているのは伝わって来たが、この曲の本当の魅力に気付くのは、それから結構な時間が必要だった。いったん気付くと、ブルースのことを知れば知る程、自分の中で、それが増幅されていった。残念ながら、日付や場所はノンクレジットだが、奇跡的に"Jersey Girl"の作者であるトム・ウェイツと、ブルースが、共演した音源が、これだ。後に"The Live 75-85"の大ラスにも収録されたテイクは、奇しくも、ちょうど今から30年前のニュージャージー、ブレンダンバーンアリーナからのライヴだった。今週辺りから、気候もグッと夏らしくなってきたが、毎年、いまどきの梅雨明け間近の時期になると、アルバム、"The River"の1枚目と、2枚目のSide-Cをメインに選曲したブルースのプレイリストをサウンドトラックに、"Summertime Blues"をぶっ飛ばしながら日々を過ごしているんだ。その中で、とびきり夏を感じさせるナンバーが、"Sherry Darling"の賑やかさと、やはりラストで夏の終わりを感じさせる、"Jersey Girl"なんだ。ブルースの故郷のニュージャージーでブルースとE Street Bandのライヴを観て、このナンバーを体験する、というのが、次のツアーで是非実現できるように、日々できることを今迄以上に熱を込めてやっていくことに決めた。

"I Don't Wanna Go Home"('76) Southside Johnny & The Asbury Jukes


言う迄もなく、ブルースの、E Street Bandに勝るとも劣らない旧友、サウスサイドジョニー&ジ・アズベリージュークスのデビューアルバムのタイトル曲。プロデュースはマイアミスティーヴ。アルバムにはブルースも曲を提供したり、3作目迄は制作に関わっている。なぜか今迄日本盤が何度か再発されても、この素晴らしいライナーノーツが日本語で出ていたのは、読んだことがなかったので、あえてここで抜粋を紹介します。今後の再発には是非これをきちんとブックレットに収録して欲しいものです。これを読み、ブルースとE-Street Band、サウスサイドジョニーたちの関係を理解する一助になればと想う。


 そこには多くのミュージシャンが居た。ジャージーの北やニューヨークからきて、トップ40に入っている曲を海岸沿いのクラブで演奏していたバンドは、ふつう毎日の仕事を終えると地元の友人達と連れだって、そこへ集まってきていた。ふつうのクラブよりも遅く迄やっていたし、一時から朝の五時まで好きな曲を演奏する事ができたから、みんなそこへいっていた。そして腕がよければ、いっしょにやりたい男を指名して演奏することもできた。

 アップステージは、トム・ポッターというビートニク・タイプの男が経営していた。彼は壁に黒いライトをとりつけ、ピンナップをべたべた貼り、バンドの若者たちに五十年代の機関車の模型を見せたりしていた...とにかくグレイトな場所だった。ポッターは、五ドル札や十ドル札を そっと握らせてくれることもあった。カネに詰まって実家へ帰らなくてもすむようにだ。クラブを出るころには明け方になっていたから、そのあとは一日中浜辺でごろ寝していることもできたし、明るくなり過ぎないうちに寝ぐらへ帰り、部屋の窓に毛布を釘付けにして夜まで眠ることもできた。

 いろいろな連中が居た...マッドドッグ・ロペス、ビッグ・ダニー、ファストエディ・ララチ、その弟のリトル・ジョン、マーガレット・アンド・ザ・ディストラクションズ(専属バンド)、ブラック・タイニー、ホワイト・タイニー、マイアミ・スティーヴ、選りすぐったEストリートバンドの連中、そしてスティックの叩き方から言ってもその音が与える衝撃から言っても最高にヘヴィーなドラマーであり、とてつもなく強い心臓の持ち主である"ビーイングバッド(性悪)"ボビー・ウィリアムス、彼はめちゃくちゃにタフで、一旦ドラムを叩き出したら一晩中徹底的に叩きまくった。殆どの連中は、このレコード以外で名前を見かけることはないだろうが、にもかかわらず、少なくとも一度は尊敬の念をもって語られるべき連中なのだ。彼らが優れたミュージシャンだからではなく(実をいえば、このうちの何人かは全く楽器が出来ない)、俺にとってはロックンロールそのものであるように想える生命力にあふれた精神で、それぞれに生きていたからだ。ロックンロールは生きていくための音楽だったし、彼らは毎晩魂の中でロックンロールを生きていた.この連中こそヒーローであり、決して忘れ得ぬ人たちだ。

ブルース・スプリングスティーン、
Southside Johnny"I Don't Wanna Go Home"ライナーノーツより(1976年)

 "明日なき暴走"ディヴマーシュ著(翻訳:小林宏明)より
"Medley~Radio Silence/Radio Nowhere/Radio Radio"(2009)with Elvis Costello


 2009年の初頭に収録され、放送された Elvis Costello がホストの音楽番組にブルース・スプリングスティーンとロイ・ビタン、ニルス・ロフグレンが招かれて、コステロのバンド、Attractionsからベーシストが変わっただけのImpostersと、文字通り、音楽的にがっぷり四つ、共演を果たした。コステロのプロデューサーで、ベーシストでもあった、ニック・ロウに ブルースが"Born In The USA"を出す以前のことだが、"プロデュースしてみたい"といわしめたぐらい、77年~81年ぐらい迄は英米を席巻したライヴアクトであり、バンドだった両者。全く接点がないのでは?と想っていたが、87年のロイ・オービソンを囲んだライヴで、文字通りスーパーバンドとして彼のバッキングをつとめていたのが、両者を同じステージで観た最初だった。その後、90年代に入って、コステロがブルースの"Brilliant Disguise"を 比較的カントリータッチでカヴァーし、その後、2000年代に入って、グラミー賞のジョーストラマートリビュートで"London Calling"を共演した。このときは、リトルスティーヴンも横に居たりして、どちらかというと、ブルースのエリアにコステロが参加した印象だったが、今回は その真逆。ピート・トーマスが身上とする、BPM高めのパンキッシュなビートの上で、ブルースや、ニルスや、ロイが演奏するのを観るのは凄く新鮮だった。E-Street Bandはあくまでもブルースが望むサウンドを的確に叩き出し、積み上げていって爆発するのに対して、Impostersは、スティーヴナィーヴ(Key)が名前とは裏腹の(!?)もう下手すると曲の中で空中分解スレスレの音を、多少音や、コードがぶつかっても、かぶせていって、瞬発的に最後迄もっていってしまう。久々にテレビでのセッションを観ながら、ぶっつけ本番のライヴを観ているのに近い化学反応が起こりそうなスリルを感じた。ようやく最近公式にリリースされたが、選曲も素晴らしく、見事な共演になっている。両者のファンも、どちらか片方のファンも、必見!




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