Greetings from Lover's Lane
ブルース・スプリングスティーンについて、なにもかも。
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1988~1995
 来日公演が終わり、静かな日々が訪れた。ビデオアンソロジーを観て、いくつかの初めて観る"Tunnel Of Love"ツアーの断片に熱狂して、"Folkways"の"Vigilante Man"と"I Ain't Got No Home"のカヴァーを聴いたぐらいで、約二年近く、毎日のように飛び込んでくる、新しい日常生活に、没頭する日々が続いた。"E Street Band"が解散、という話も意外な程、静かに入って来ていたが、"まーた冗談いって"と、まともにとりあわなかったりしながら。

 ぽつりぽつりと、"Viva Las Vegas"のカヴァーをやったとか、ボニーレイットとジャクソンブラウンとチャリティコンサートで共演し、いくつかの新曲をソロで唄ったとか、ニュースが入ってくるぐらいで、まるで、大学に入るまで待ってくれているかのような、沈黙の期間だった。

 19才の春、とあるラジオ番組で"It's Been A Long Time"というサウスサイドジョニーの新曲、がかかり、そこに、ブルースとスティーヴヴァンザントが加わっていて、何か久しぶりに、忘れていたものを想い出したような感覚に囚われた。その流れで、ようやく聴けるようになった、サウスサイドジョニーの初期の数枚のアルバムや、ゲイリーUSボンズの"Dedication"と"Out of Work"の二枚のアルバム、クラレンスクレモンスのアルバムにひっそりと収録されていた"Savin'Up"と、クレジットは別人だけど、なぜかブルースが作曲したと書かれていた"Rock'n Roll DJ"、なんかを 断続的に聴きつつ、沈黙の間の課題図書みたいだった、"Backstreets"の分厚い日本版を座右の書にしつつ、日々を過ごした。



そして とある春の午後、ロッキングオンに、"Human Touch"と"Lucky Town"の発売を告げる広告を目撃し、沈黙の期間は終わりを告げる。最初に"Human Touch/Better Days"のシングルを手に入れたのを皮切りに、色々と情報が入ってくるようになり、"Soul Of The Departed"も入った輸入版のシングルやら、サタデーナイトライヴで、声を枯らしつつ、3曲をやったビデオを観て、ようやくブルースがカムバックしたことを実感した。

 ニューアルバムは、奇をてらわず、"Human Touch"、"Lucky Town"の順番で聴いていった。いままでに無いような、"Soul Driver"のサザンソウル的な匂いや、ブルースが全部弾いたというギターのサウンドには お!と想う瞬間があったが、何か釈然としない。こう、グッと心の奥を掴まれるようなところが、無かったのだ。歌詞を何度も読んだりとかしながら、3年近くの空白を埋めるに相応しい何かを探していた。
 アルバムとこれまでの沈黙に関する"Rolling Stone"での懺悔のようなインタビューやら、有象無象の音楽評論家がボロクソに2枚のアルバムを貶すのを鼻で笑い飛ばしながらも、聴いていくうちに、サニーボーイウィリアムソンの"Cross My Heart"の改作と、"Roll Of The Dice"で、久々に、ノンシャランな"あの感じ"を聴けて、少しホッとして、そのまま"Better Days"も通して聴いた。頭三曲を聴きながら、高揚感が戻って来たようにも聴こえたが、何か、完全に払拭できない、腑に落ちないものがずーっと心の奥底に流れていた。その後、"MTV Unplugged"に、バンドを率いて出た、という情報を掴んで、暇を見つけては そのビデオが手に入らないか、各方面を通して、画策したあげく、ようやく、全長版を手に入れて、観てみたら、ど頭の新曲だけギター1本で、("Red Headed Woman")あとは、完全なるバンドスタイルでの演奏だった。ロイビタン以外は まったく一人も観た事がないメンツに囲まれてのライヴだったが、いくつかの新曲は、まぁ、アルバムのテイクを超えてるかな?と想うものがあった。それよりも、"Atrantic City"のロッキンなヴァージョンが恰好良かったりとか、情報は入って来てたけど、聴けてなかった"Light Of Day"の自演ヴァージョンで、シェーンフォンティン(ピーターバラカン氏の弟)とのギターバトル(死語)と後半の客いじりが、しっかりMCも字幕がついて、こんな風に煽ってるんだ、、、、っていうのを
初めて実感した。またもひねくれっぷりを発揮して、勝手に2枚のアルバムと関連曲から、いいヴァージョンを抜粋して、カセットを作って聴いていたりした。



 年が変わって、ツアーも、新しい面々を集めてスタート、とのことだったが、来日の噂も聴こえてこず、いくつかのシングルが出る中に、"Leap Of Faith"のライヴが入ってたりとかしたぐらいで、"Plugged"を観る限りは、メインはブルースとシェーンのギターの絡みだし、コーラス隊と、サム・ムーアが絡んだとしても、せいぜい南部ソウル的なニュアンスが加わるぐらいで、劇的にE Street Bandと変わった音を出したいわけでもなかったようだ。本当に出来が良かったら、絶対に映像や、音を録って公開するはずだし、アルバムも作るはずだと想っていた。

 そうこうしているうちに、ジョナサンデミの、"フィラデルフィア"の主題歌を手がけたというニュースが入り、早速聴いてみたり、シングルを探したり、ビデオを探したり、と彷徨ったが、正直、キーボードサウンドが中心のバラッドで、取り立てて、いい歌だとは想わなかった。でも、それに反して、アカデミー賞を受賞してしまい、E-Street Bandの面々を引っ張り出して、ライヴまでやった。何か、本当のブルースの凄さはこんなもんじゃないんだ、と心の奥底で、いいたかった。

 この頃、Joe Grushukeyというニュージャージーの頃の旧友のバンドのアルバムをプロデュースしたというニュースを知り、アルバムを聴いてみた。ブルースのオリジナルが二曲と、明らかにブルースのバックコーラスや、ギターが鳴っている曲がかなりを占めていたので、クレジットをみると、半数近くのジョーのペンによる曲を、93年のツアーバンドと録っていたので、驚いた。"Chain Smoking"なんて、ブルースの曲かと想ったぐらいだ。本当は、ブルースのオリジナルアルバムを録ろうとしていて、結局お蔵入りになったのだと、後年のインタビューで知った。表には出てこないが、細かい客演やら、トリビュートアルバムへの曲提供などで、色々なミュージシャンたちと共演しているニュースだけが、細々と伝わって来た。

 それで、とある日、"Backstreets"マガジンのWebを読むと、初めての"Greatest Hits"をリリースするにあたって、ついに7年ぶりにE Street Bandが再結成して、新曲をレコーディングしたというニュースが飛び込んで来た。そしてR&R Hall Of Fameで チャックベリーのバックをつとめ、ディランと共演し、"She's The One"
など数曲を演奏したと!ついに、Bruceは自分自身が求められている音を再発見したんじゃないか?と想った。
 
 レコーディングドキュメントの"Blood Brothers"と、5曲の まっさらの新曲と 昔の曲の再レコーディングをしたCDが届き、勝手に、Greatest Hitsの新曲群と一緒に聴いてみたが、いい意味で、久々に録ったので、玉石混交という印象だった。"Blood Brothers"や"This Hard Land"は一聴した瞬間、傑作といえる出来だったが、なぜか一番いいかも、、と感じていた"Back In Your Arms Again"は、CDには収録されていなかった。。。。
 後から知ったが、本当は"Streets Of Philadelphia"を収録するために録ったアルバムが あったそうだが、やはり発表しないままになっているそうだ。そして、秋になって、"The Ghost Of Tom Jord"がリリースされることになる。何かが、チグハクに感じて、噛み合わない感じがした。
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