Greetings from Lover's Lane
ブルース・スプリングスティーンについて、なにもかも。
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"トムジョードの亡霊"
 "The Ghost Of Tom Jord"は、スタインベックの"怒りの葡萄"を読んだりして、分かろう、理解しよう、と試みながら 何度も聴いたアルバムだった。音楽的には、ウッディーガスリーからのフォークの系譜を引き継ぐようなスタイルで今のスプリングスティーンの文脈で伝えたいストーリーがあるんだろう、と感じた。
 "ネブラスカ"を最初に聴いた時も、やはり、歌のストーリーの中に、全てがあり、それを 限りなくそのままの状態で聴き手に届けたいと考えて、デモをそのまま出したんだろうと考えた。まぁ、サウンドは、コンテンポラリーフォークのエリアのサウンドで、1stシングルの"The Ghost Of Tom Jord"は、翌年のグラミーの授賞式でも唄われたが、やはり、歌の背景にあるものの、個人的な理解に乏しかったこともあるのか、すんなりと入ってくるものと、そうでないものがあった。"Tunnel Of Love"あたりからキリスト教的な"神"のモチーフが いくつかの歌に登場するようになってきていたし、どこにも行き場のない、絶望的な状況で、思わず唸り声を上げそうなぐらいに
どんづまりの主人公たちが、歌の中で生きているのが伝わって来た。"Straight Time"の描写は、もう、怖いぐらいにリアリティがあったし、ミュージシャンである友人の一人も、これは、下手にカヴァーできない、と断言していた。アルバムをリリースしてから、ブルースは、ソロのツアーに出る。前回のツアーあたりから、ラジオで放送されたライヴ音源が比較的容易に入手できるようになってきて、今回も、ラジオで放送されたシークレットライヴが聴けた。いくつかの旧作のアコースティックギター1本での演奏に、やはり耳を奪われた。"Darkness~"や
"Does This Bus Stop At 82nd Street?"とか。そして、ブルースのギタリストとしての凄まじい迄の腕前も、バンドの時とは違った直接性をもって伝わって来た。

 そして、また、いくつかの映画のサントラに主題歌を提供し、それも社会的なメッセージ性の強いテーマの作品ばかりだった。まぁ、監督が指名するばあいもあったろうし、ショーンペンや、ジャックニコルソンといった錚々たる出演者に対するブルースの憧憬もあったのかもしれない。提供された"Dead Man Walking"や、"Missing"は映画の中で使われる事で、グッとストーリーを増幅することに成功していたと想う。ある意味、ブルースの作家としての力量の面目躍如だったと想う。ただ、作品のテーマとしては、休みの空いた時間に、進んで二回、三回と見返す類いのものではなかった。

そして、このあたりから、ツアーの様子が毎日、"Backstreets"のWebで報じられるようになり、"In Freehold"のような自伝的で、且つ重要な新曲を披露したり、レアなナンバーをやったり、とバンドなしではあったが、やはり目が離せなかった。そんな中、年末近くになり、実に9年ぶりのソロでの来日公演が発表された。

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