Greetings from Lover's Lane
ブルース・スプリングスティーンについて、なにもかも。
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"Tracks"
 その後は、意外に長くつづいた トムジョードのソロ・ワールドツアーの行方をチェックするぐらいで、しばらく沈黙の期間が訪れた。来日から二年が経とうとする少し前に、水爆級のニュースが飛び込んでくる!

 "Tracks"のリリースが発表されたのだ。66曲の未発表曲集、との触れ込みで、それまでリリースできなかったアウトテイクが全て収録されている、と。セットリストが発表になるまで気が気じゃなかった。Webで目撃したのが
"Growin 'Up"のデビュー当時のギター弾き語りの映像で、この頃にクラブクアトロで観たかった、、、と悔しがったのを今でも覚えてる。とうとう発表されたCD4枚のセットリストを見ると、それまで、ありとあらゆる文献で目にしていたものの、聴けずにいたナンバーが、綺羅星のように並んでいた。でも、なぜか、"Born To Run"のアウトテイクは1曲だけで、"Darkness On The Edge Of Town"からも10曲足らずで、これが本命!と想っていたいくつかのナンバーは、無かった。"The Fever"と"The Promise"は、その最たるものだった。(後に"18Tracks"に収録されるが)



一番盛り上がったのは、やはり"The River"のアウトテイクで、正直、曲だけを聴いていると落ちた理由が分からないクオリティの高さだった。でも、"Held Up Without A Gun"のスタジオテイクがなかったりとか、"Nebraska"のアウトテイクの"The Big Payback"が抜けていたりとか、完全無欠のコンプリートというわけでもないところが不可思議だった。期待していた"Born In The USA"のセッションは、発売当時からアウトテイクがB面で5曲発表されていたので、明らかに音楽的にアルバム曲と重複していたりとか、歌詞の原型、というか、これが発展して別の曲になった、とか落とされた理由が明確なナンバーが多かった。"Man At The Top"は わざわざライヴでも唄われてたぐらいだし、なんで落としたのだろうと想ったが、時事性が強すぎたのかもしれない。"Tunnel Of Love"からの5曲で意外な事に一番良かったのが”The Wish"で、アルバムで父親の事をうたったナンバーとは対照的に 母親を唄ったナンバーで凄くロマンティックな曲構成とメロディを持っていると感じた。Disk-4の、ある意味完全に未発表のアルバムといえる最後の一枚は、なかなか複雑な想いで聴いた。試行錯誤の途中の段階、という感覚が伝わって来たのだ。それは、逆の意味で、いかにブルースがE-Street Bandと一心同体でデビューからずっと活動を続けて来たのかということが音で証明された、と想う。後述するが、この後のツアーで、ブルースは"Tracks"からの曲は意外なほど披露しなかった。ブルースは この頃(98年)迄、ずっと「アルバム一枚で物事を全て言い切る」ことに尋常ならざるこだわりを持っていて、一旦、ストックを全部出して、そこから解放されたくなったのではないか。これからは"多作"になる、と当時のインタビューで語っていたが、その次の10年は、本当に、それをやってみせたのだ。いわゆる完全復活への、何よりの起爆剤となったと今では想える"The E Street Band"との"Reunion"ツアーが始まることになるのだが。
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